中学受験塾への入塾が中学受験のスタートではない!
中学受験塾に入学して、みんなが一斉にスタートを切るのではありません。
入塾前に既に基礎固めをしてる小学生がたくさんいます。その中で戦っていく為に、中学受験塾に入る前から準備が必要です。
入塾する前の準備を3つをご紹介します。
まず何故、準備が必要なのか?入塾する為に入塾テストを行います。その入塾テストの準備があります。そして、入塾する前に何年もかけて準備してる親子もいます。
- 入塾テスト用の勉強をする
入塾する為に入塾テストを行います。大手の塾であればたくさんのクラスの中から、テスト結果でクラス配属されます。そこでスタートを切りますが、最初から上位のクラスでスタートを切るのが有利です。
上位のクラスにその塾で一番いい先生がいる可能性があります。
そして、塾によっては、上位のクラスと下位のクラスでは問題集が異なる場合があります。同じ問題集でも問題を解く範囲が異なります。そこで既に差がついてしまいます。
入塾テストで不合格になる事は普通にあります。人気の塾は席に人数制限があります。ですが行きたい塾の隣駅の校舎で席が空いてる場合もあり、合格する事もあります。なので不合格になっても再度チャレンジしてください。また、塾との相性なのか、他塾では合格する場合もあります。一回不合格になっても中学受験を諦めないでください。
大きな問題は、今まで問題用紙と解答用紙が別のテストを受けた事がない場合、どこに解答を書けば良いか迷ってしまうお子様が多いそうです。そうならない為に、最低限でも問題用紙と解答用紙が別のテストの練習をしておくことが大切です。
2. 計算を早く解けるようしておく
計算を早く解けるようにしておく事はとても大切です。中学受験は算数が決め手になります。計算が早く、算数が得意な子が上位に食い込んできます。
中学受験をして感じた事は、どんな新しい世の中になっても、そろばんを習って暗記が出来る子が有利です。どんなに優れた計算プリントがあっても3桁以上の足し算引き算、かけ算割り算のスピードはそろばんをやっていた子に勝てません。またそろばんも暗算ができるまでと考えると、幼少期から始める必要があります。級でいうと3〜4級は取っておくと良いです。その為には小学校を入学する前に始めることをお勧めしているのです。間に合わない場合でも、5年生になると受験塾だけで時間がなくなるので、遅くても4年生のうちに、受験塾と並行してでも暗記を出来る様にお勧めです。
私立中学の入試は満点が取れないようになっています。時間配分を考えても時間内に全部解く事は難しいのです。私立中学もプライドを賭けて満点取れない問題を作ってきます。出来る限り満点に近づくには、他の子より1問でも多く解くことが大切なのです。その為のそろばんです。
そろばんがどうしても合わない場合、幼少期から計算のプリントなどを与えるか、計算プリントをする塾に通う事をお勧めします。可能であれば、立体などの右脳算数も勉強できるところがお勧めです。
どの場合も、途中で挫折しない様に親が隣について見守る必要があります。そろばんも計算プリント塾も小さなお子様がサボってしまっては勿体無い時間の使い方になってしまいます。
3. 英検をできるだけ取る
中学受験の塾に入塾すると、塾の宿題で英検の勉強は出来なくなってしまいます。将来どの様な仕事に就くか、どこの大学に行くか、どこの中学に入るかで、英検は必要なのかと考えると必要ない場合もありますが、中学受験で有利になる場合があります。その為、英語に興味があるお子様、またその方向へ進めたい保護者の方は、受験塾に入塾するまでに英検もご検討ください。
世の中はこれからTOEIC、TOEFLと言っていても、現在の日本の私立中学の受験では、まだまだ英検の級で加点になるところが多いです。偏差値の低い学校なら英検3級でも加点されますが、ほぼ力にならない加点点数です。英検2級くらいまで持っていて初めて武器になります。難しいなら準2級までは取っておきましょう。
英検3級から一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)があります。幼児期に英検ジュニアから入るとスムーズです。小学入学と同時に可能であればNO Japaneseの学童に入ると一番良いのですが難しい場合は、英会話、英語のプリント教材の習い事などを幼児期からご検討ください。加点だけでなく、2023年は141校(私立中140校・国公立中1校)が入試科目に英語を取り入れた入試を行ったそうです。少し前までは必要が無いとされていた英語は武器になります。これからも増えていくことと思います。
中学受験を早い段階から検討されてるご家庭は、幼児期から様々な準備をしています。同じスタート地点について一緒にスタートしたい場合は早い段階からスタートを切って下さい。
英検を取得するには時間もかかりますので、入塾するまでに3級取得までの期間が確保できない場合、算数の計算力だけでもつけてから中学受験に臨んで下さい。
中学受験塾に入塾する時期
中学受験の塾に行くのは遅くても新小四年生クラスの新学期には入塾して下さい。新四年生の新学期は、小学三年生の2月です。首都圏の中学受験は2月1日から始まりますので、塾は1月末に卒業。その為、新学期は4月ではなく、2月が学年の新学期となります。超難関校狙いの場合はその1年前、2年前から動いてる方が多いです。
中学受験を経験していなければ新学期と言えば4月と考えてしまいますね。私もそうでした。たまたま塾に体験に行ったのが1月でしたので、新学期から参加できました。気になる中学受験塾があるなら、遅くても小学3年生の1月までに体験、入塾テストを終わらせてください。中には入塾テストを受けなくても入塾できるところもありますが、有名な塾に行く場合は、クラス編成などもある為、入塾テストがあります。
中学受験の塾生活は3年間。小学3年の2月から、新小4年生の新学期スタートです。ところが小学3年生の夏休みに、小学3年生を対象とした夏期講習が行われます。ここで気になっていた塾の夏期講習を受けると、どんな講師がいてどのような塾なのかを知る事も出来ます。小学4年生の新学期が始まってから塾の変更は子ども本人の気持ちも落ち着かなくなるので、早めに塾を見ておくのはお勧めです。遅くても小学3年生の夏休みには夏期講習、または体験、見学を受けてみましょう。超難関校狙いの場合は、その1年前の夏期講習から動きましょう。
有名どころの塾には、それぞれ塾の個性があります。また別のページで紹介しますね。